高校野球優勝旗盗難事件､高校野球のあるあるﾈﾀを歴史､記録とともに振り返り12

こんにちは、さすけです。
今回は前代未聞の
優勝旗が盗難に
あってしまった話です。

事件の舞台

愛知県名古屋市昭和区にある
中京商業で盗難事件が発生しました。

中京大中京の方が
名前が有名ですかね。

全国１位の名門校ですね。

事件発生時期

昭和２９年の冬に
盗難事件に巻き込まれました。

キャッチャー加藤克巳選手を
擁しまして圧倒的な強さで
夏の大会を優勝しています。

１回戦３－０
２回戦７－６
準々決勝１４－１
準決勝４－２(2安打17奪三振)
決勝３－０(１安打完封)

優勝旗の行方

閉会式では
もちろん優勝旗を
受け取り学校に
飾られました。

優勝旗を返還する所ですが・・・
この後に盗難にあってしまいました。

盗難までの経緯

１１月２１日には
練習試合にて
相手高校に優勝旗を
見せているので
そこまでは確実に学校に
優勝旗は存在していました。

野球部員が卒業写真を
撮影しようとしたら
優勝旗が無い
ここで盗難に気が付きました。

捜索開始

学校では大騒動になり
学校関係者で捜査を
始めました。

学校を捜索しましたが
見つかる事は
ありませんでした。

夏の大会を主催している
朝日新聞社にまで
伝わってしまいました。

警察に紛失届を出して
優勝旗盗難事件が
世間に知られる事となりました。

警察捜査

警察では優勝旗が
簡単に換金出来る物では無いし、
目立つので
遠くには運べていないだろう。

学校に恨みを持つ物が
嫌がらせで盗んで
近くに隠してあると
推測して調査しました。

職員などにも
事情を聞いて捜査しましたが
結局見つからないまま
年を越してしまいました。

捜査あきらめムード

学校は発見者に
謝礼金１０万円を
払うと発表しましたが
それでも見つかりませんでした。

助言も有りましたが
見つかりませんでした。

優勝旗を新調しようと
言う話が出だして
あきらめムードに
なりつつありました。

優勝旗発見

見つけたのは
偶然でした。

数百メートル離れた
市立川名中学校で
廊下の修理に来た
業者さんが
床下に潜った時に
風呂敷が落ちていました。

業者さんが
風呂敷を開けると
中に優勝旗が入っていました。

その後

犯人は結局名乗り出る事も無く
わかりませんでした。

優勝旗は金庫に
保管されるようになりました。

開会式で返還されました。

最後まで読んで頂きありがとうございました。