こんにちは、さすけです。
今回は高校野球の
選抜の選考方法で起こった
トラブルになります。
訴えてやる
物騒な題名になりますが
それに近い感じです。
なんと市長が高野連に
異議申し立てを行った話になります。
始まり
2002年第74回の選抜大会での
出場チームの選考過程で起こりました。
選抜高校野球の選考方法
選抜高校野球の選考基準が
大きく関わりますのでご覧下さい。
各地域の日本高等学校野球連盟が
秋季大会の成績などで
推薦した高校の中から
選考委員が地域性を考慮して選考します。
こんな感じの選考基準になっていて
秋季大会の成績が
どうのこうのは、無いです。
確実に選抜出場が当確?
そんな雰囲気もある事から
勘違いしたんですかね。
問題発生の経緯
この前年の秋季関東大会から
話は始まります。
太田市商がベスト4まで
勝ち進んでいました。
1-8と大差で
コールド負けを喫してしまいました。
ベスト4まで進んだのなら
選抜出場は当確かと言うような
雰囲気があり関係者も
期待している中での発表でした。
ベスト8の水戸短大付が選出されてしまいました。
この選考には理由がありました。
選考基準となった秋季関東大会成績
ベスト4で選出されなかった
太田市商は秋季大会で敗退した時に
浦和学院に1-7とコールド負けしていました。
水戸短大付は敗退した時に
同じ浦和学院に負けていましたが、
スコアは4-6と接戦を演じていました。
さらに内容も7回で1度は
同点に追いつくなど
善戦していました。
秋季大会成績ベスト4
浦和学院(埼玉1位)
宇都宮工(栃木1位)
太田市商(群馬1位)
前橋 (群馬2位)
ベスト4がこのようになっており
群馬が2チーム残っていて
群馬2位からベスト4の
前橋が選抜に選ばれている事が
さらにトラブルを大きくして行きます。
市長抗議1回目
ここで太田市の市長が
公式に高野連に抗議しました。
内容は選考基準を
明確にしてくれと
質問状を送りました。
高野連回答
コールド負けしているのと
地域性が考慮されたと言う回答でした。
これは回答も悪いと思いませんか?
同じ相手にコールド負けと
接戦ではチョット分が悪いですよね。
問題は地域性を上げちゃった事だと
思うんですよね。
秋季大会のベスト4に
群馬から2チーム残っていました。
そこで群馬県大会2位だった前橋が
選抜に選出されているので
同県での2チームは駄目です。
タイミングが悪い事に
前年は茨城県から
3チームが選出されていたんですよね。
地域性を上げちゃうと
どう考えても矛盾してますよね。
そこで高野連から
回答を受けた市長が
大激怒してしまいます。
市長抗議2回目
コールドが駄目で
地域性を考慮するなら
最初から選考基準を教えて欲しいのと
前年は茨城から3校も
選ばれているでは無いか。
両者が納得する
回答を得る事は無理な状況ですね。
高野連回答
市長のものさしでしか見れてなく、
ただのパフォーマンスでは無いか。
秋季大会は選抜の予選では無いとの回答でした。
タイミングの悪い年
この年の関東枠が
昨年の5枠から4枠に
削減されていました。
昨年までなら確実に
選抜に出場出来たでしょうね。
翌年には関東+東京で1枠増えているので
5枠に戻った訳では無いですが
4.5枠くらいになっているので
1番タイミング悪い年でしたね。
回りが持ち上げ過ぎ?
可哀想な話なのですが、
選抜出場校を発表の時に
太田市商の野球部員は
グランドで待っていました。
部員紹介資料まで
配られていました。
さらにさらに出場の
連絡が来たら
部員全員で帽子を投げて
監督を胴上げする準備までしてました。
これは周りが悪いですよね。
まとめ
こう見てますと
選抜の選考基準を
もう少し明確にしても
良いのかと思ってしまいますが、
私は違うと思っています。
夏の大会と変わらなくなってしまうので
選抜のコンセプトである
強いチームによる
選抜大会と言うのを
守って欲しいですね。
持ち上げて当確みたいな事は
やめて頂きたいですね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。