こんにちは、さすけです。
今回はノーヒットにも拘わらず
勝利してしまった話になります。
この試合は、
なんと両チームで
ヒットが1本しか出て無く
ヒットの無いチームが
勝利してしまうと言う
大変珍しい試合となりました。

いつ?

昭和28年(第35回)の
夏の甲子園の
1回戦で起きました。

対戦チーム

慶応高校(神奈川県)

北海高校(北海道)
両校の対戦で
発生しました。

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高校野球の甲子園、名選手伝説6、番長、清原和博選手

試合展開

前半

北海高校の先発が
田原藤太郎選手で、
一方の慶応高校の
先発が川本良樹選手でした。

試合は両投手が好投して

ノーヒットのまま
5回まで進んで行きました。

中盤

5回裏慶応高校の攻撃で
先頭バッターが
当たり損ねた打球を
キャッチャー前に打ち上げます。

しかしキャッチャーが
風により目測を誤り
落球によるエラーで、
ノーアウト2塁と
この日初めてランナーを
背負ってしまいます。

続くバッターが送りバントで

1アウト3塁
得点のチャンスを広げます。

ここでスクイズを

仕掛けてまして
見事に成功して
ノーヒットで先制点
奪う事に成功しました。

さらに続く6回裏にも

ノーヒットで得点が
得点が生まれました。

6回は2アウトまで取り、

2アウトにてランナー無しでした。

しかし内野ゴロを

遊撃手がエラーしてしまい
2アウトからランナーの
出塁を許してしまいました。

そこで、ランナーが2盗に

成功して得点圏に
走者を進めました。

さらに3盗を試みたところ

キャッチャーの3塁への
送球が逸れてしまいました。
またしてもノーヒットで
得点する事に成功しました。

終盤

終盤に来て
この試合で初安打が出ます。
8回表の北海高校の攻撃で
ヒットが出て
この試合唯一となる
ヒットが生まれました。

試合は、そのまま

両投手が好投しまして
1-0のスコアで
終了しました。

北海高校が1安打で

無得点で、
慶応高校がノーヒットで
2得点
を奪って
見事にノーヒット勝利を
達成しています。

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後日談

後日談として
2点目の3盗を
試みた事による
悪送球での
得点ですが、
隙を付いての
ナイス盗塁と
言われていました。

しかし本当はサインミス

走者が間違って
走ってしまったと
慶応高校の監督が認めています。

北海高校田原投手

ノーヒットに抑えた
田原投手ですが、
この年の
選抜大会でも
伏見高校に0-3で
敗れておりまして、
結局甲子園では
1勝も出来ませんでした。

北海高校は翌年の

選抜大会で
ベスト8まで進出しています。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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