こんばんは、さすけです。
長い高校野球の歴史で
過去に1チームしか
達成されてない
珍しい記録の話です。
敗者復活からの優勝
敗者復活?
と言う方も多いと思いますが。
昔は敗者復活が有る時期がありました。
敗者復活が採用されていた時期は
夏の大会の第2回と3回大会で採用されていました。
西暦1916年と1917年で
元号は大正5年と6年になります。
敗者復活からの優勝した高校
この過去1回しか達成された事の無い
快挙を達成したのは
愛知一中(現:旭丘高校)が
第3回大会で史上初の快挙を達成しています。
敗者復活制度が2年しか採用されて無くて
第3回大会も出場チームが
12チームと少ないですけどね。
試合前
この年の愛知一中は
前評判も高くて
優勝候補の一角でした。
初戦
初戦の相手が長野師範で
当日は朝から雨が
降っていたため
チームは試合中止と思っていて
試合の準備を一切行っていませんでした。
練習が出来ないまま試合に臨んで
接戦ですが3-4と敗れてしまいました。
敗者復活
この年は12チーム出ているため
6チームが初戦敗退します。
初戦敗退した6チームから
4チームを抽選で選んで
4チームによる敗者復活トーナメントを開催します。
その中で最後まで勝ち上がったチームが
本選の準決勝から参加出来ます。
抽選で敗者復活に出場しました。
敗者復活の戦い
初戦敗退の翌日に
敗者復活の初戦が行われて
和歌山中学を1-0で下して、
その日の午後にダブルヘッダーで
2試合目を戦って
明星商業を2-1による
勝利で勝ち進んでいます。
本選復活
本選復活後も勢いが衰える事無く
準決勝で杵築中学を3-2で下して
見事決勝まで進みました。
決勝戦
決勝戦の相手は
関西学院中学(現:関西学院高等部)でした。
試合は両投手による
投手戦になりましたが、
そんな中で6回表に
内野ゴロの間に
関西学院中学が
1点を先制して
重要な先制点を奪いました。
想いもよらぬ事態が発生してしまいます。
なんと降雨が激しくなり
試合続行不可能になり
翌日に再試合となりました。
再試合決勝戦
再試合は前日を引き継がずに
リセットして新たな試合として
決勝戦がスタートしました。
関西学院中学:内海寛投手が
前日の試合からの
連投で先発していました。
投手戦になりました。
投手戦は続いて雨などに邪魔される事無く
0-0と得点が入らずに
延長戦までもつれて行きました。
延長14回表の
愛知一中の攻撃で
内野安打の間に1点入り
それが決勝点となり愛知一中が優勝しました。
今後も制度が無いので
達成される事の無い
1度敗戦して
敗者復活からの
優勝が成し遂げられました。
あと話
この話には続きがあり
敗者復活制度を揺るがす
事態に発展します。
1回負けたチームが
優勝は何かおかしいと
異議が持ち上がり
あっさりと敗者復活制度が
廃止に追い込まれました。
ここで短い短い2年と言う
敗者復活制度が廃止されてしましました。
最後まで読んで頂きありがとうございました。